【プレス】電気ボイラーを活用した需給調整市場への参入に向けた実証の開始

 当社は本日より、関西電力株式会社、住友電気工業株式会社(以下、住友電工)、太陽ファルマテック株式会社(以下、太陽ファルマテック)および三浦工業株式会社(以下、三浦工業)と共同で、電気ボイラーを活用した需給調整市場(一次調整力)への参入に向けた実証を開始します。

 本実証は、蒸気生成用途の電気ボイラーをデマンドレスポンス(DR)リソースとして活用し、産業用蒸気の脱炭素化と調整力供出による電力需給の安定化を両立させる技術の確立を目的としています。電気ボイラーをDRリソースとして位置づけ、一次調整力としての供出を見据えた実証は国内初※1の取組みです。

 産業用熱需要の約2割を占める高温蒸気は、多くが化石燃料によって生成されており、温室効果ガス排出量の削減が喫緊の課題です。また、天候等の影響で発電量が変動する太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入が拡大しており、電力需給の安定化の観点から、既存発電設備や系統用蓄電池に加え、需要家のDRリソースを調整力として活用することが期待されています。

 こうした背景を踏まえ、本実証では、電気ボイラーの活用により、産業用蒸気の脱炭素化を推進するとともに、消費電力を秒単位で制御可能な電気ボイラーの特性を活かして、一次調整力としての応答性能ならびに需給調整市場への供出による電化の経済性向上ポテンシャルを検証します。

 当社は、本実証を通じてカーボンニュートラルの実現や電力の安定供給、エネルギーリソースアグリゲーション事業の発展と高度化に貢献してまいります。

※1:関西電力調べ。

                                 以 上

【本実証の概要】

実証期間:2026年1月20日~2027年10月31日

実証場所:太陽ファルマテック 高槻工場(大阪府高槻市)

役 割:


E-Flow
DRリソースとしての需給調整市場参加に向けた諸要件の検証(応動時間、指令追従性等)

関西電力
電気ボイラーによる産業用蒸気の脱炭素化と一次調整力供出に関する技術実証全般の統括

住友電工
電力系統の周波数を検出するコントローラーの開発、電気ボイラーの稼働台数を制御するシステムの実装と検証
 
太陽ファルマテック
産業用蒸気の脱炭素化に関する工場実証

三浦工業
電気ボイラーの開発・設置と一次調整力供出が蒸気出力に及ぼす影響の検証

【実証イメージ図】

【各社の概要】

名称関西電力株式会社
本社所在地大阪府大阪市北区中之島3丁目6番16号
代表者取締役代表執行役社長 森 望
主な事業内容電気事業、熱供給事業、電気通信事業、ガス供給事業 等
設立1951年
 
名称住友電気工業株式会社
本社所在地大阪府大阪市中央区北浜4―5-33
代表者代表取締役社長 井上 治
主な事業内容環境エネルギー、情報通信、自動車、エレクトロニクス、産業素材
設立1897年
 
名称太陽ファルマテック株式会社
本社所在地大阪府高槻市明田町4番地38号
代表者代表取締役社長 佐藤 英志
主な事業内容医薬品製造受託
設立2019年
 
名称三浦工業株式会社
本社所在地東京都港区高輪2丁目15-35
代表者代表取締役 社長執行役員 CEO兼
CTO 米田 剛


主な事業内容
小型貫流ボイラ・舶用補助ボイラ・排ガス(廃熱)ボイラ・水処理機器・食品機器・滅菌器・薬品等の製造販売、メンテナンス、環境計量証明業 等
設立1959年

Posted 2026年1月20日


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