当社は、このたび、テス・エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:髙崎 敏宏、以下、「テス・エンジニアリング」)と再エネ併設蓄電池(※1)におけるアグリゲーションサービスを行う契約を締結し、テス・エンジニアリングの連結子会社である合同会社T&Mソーラー(以下、「T&Mソーラー」)が所有するNo.188-1 T&M鹿児島県湧水町木場メガソーラー(第1発電所)(以下、「本発電所」)において、FIP制度と蓄電池を利用した、既存太陽光発電事業の価値最大化を目指した共同事業を開始しました。
日本では、再生可能エネルギーの導入拡大により出力制御(※2)エリアは全国に拡大し、出力制御量は増加傾向です。太陽光発電設備に蓄電池を併設させることで、出力制御が発生する昼間に蓄電池へ充電し、太陽光発電の供給力が減少する夕方や夜間に放電します。これにより、需給バランスの改善に貢献するとともに、再生可能エネルギーの導入拡大へ寄与いたします。
当社はこれまでに培ったアグリゲーターの実績や知見を活かし、出力制御時間帯やJEPX価格等の予測に基づいた最適な充放電スケジュールを策定し、再エネ併設蓄電池の最適運用を支援するサービスをご提供いたします。
テス・エンジニアリングは本発電所を含めて複数の再エネ併設蓄電池の運用を行う計画であり、当社とテス・エンジアリングが協業し、太陽光発電事業の価値最大化を目指し、充放電スケジュール等の運用結果の分析・評価及び蓄電池最適運用や併設蓄電池設置の効果検証に取り組んで参ります。
当社は、今後、再エネアグリゲーション事業の更なる拡充を行うべく、洋上風力発電の運用や蓄電池を活用した各種サービスの検討などを加速させていきます。
引き続き、再エネアグリゲーション、VPP(Virtual Power Plant)、系統用蓄電池の3事業を通じて、カーボンニュートラルの実現や電力の安定供給、エネルギーリソースアグリゲーション事業の発展と高度化に貢献してまいります。
※1:太陽光や風力発電所などの再生可能エネルギー発電設備に蓄電池を併設して設置したもの。
※2:火力発電の出力の抑制や地域間連系線の活用等により需給バランスを調整した上で、それでもなお電気が余るおそれがある場合、電気の需要と供給を一致させるために再生可能エネルギーの出力を抑制すること。
以上
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太陽光の出力制御にお困りのお客さまへ – Proposal | E-Flow合同会社
<共同事業概要>

<再エネ併設蓄電池の運用イメージ>
